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一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する(第4章 特殊相対性理論)§1~6

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    石井俊全「一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する」ベレ出版  の読後行間補充メモ (→  正誤表 ) (→  事項索引 ) (→  第1章 数学の準備 ) (→  第2章 物理の準備 ) (→  第3章 テンソルと直線座標のテンソル場 §1~6 ) (→  第3章 テンソルと直線座標のテンソル場 §7~12 ) §1 方程式の共変性  p297 速度、加速度は(1,0)テンソル場。電場・磁場は(2,0)テンソル場 p298 Fx, Fy 中央図は、FxFx, Fy で分解したもの。 右図は、FyFx, Fy で分解したもの。FxsinθFy と逆方向なので、マイナスがついている。 (FxFy)=(cosθsinθsinθcosθ)(FxFy)=(Fxcosθ+FysinθFxsinθ+Fycosθ) p299 10行目 「観測者によらず同じ物理法則に観測されるためには、成分が(1,0)テンソルの変換則を満たすことがポイント」…p305~307の検討結果より。 p300 電場・磁場は、(2,0)テンソル 電磁場のマックスウェル方程式は、2 階の反変テンソルの形になることにつき、 電磁場のテンソル表現 (EMANの物理学)。 §2 特殊相対論の課題  p305 ニュートンの運動方程式は、ガリレイ変換に関して共変性あり \(t...

一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する(第3章 テンソルと直線座標のテンソル場)§ 7~12

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    石井俊全「一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する」ベレ出版  の読後行間補充メモ (→  正誤表 ) (→  事項索引 ) (→  第1章 数学の準備 ) (→  第2章 物理の準備 ) (→  第3章 テンソルと直線座標のテンソル場 §1~6 )   §7 物理流のテンソルの定義  p252 テンソル(物理流) 基底を明示しないが、座標系K には何らかの基底が存在しており、ベクトル x について、成分xi=(x1x2)による表現が可能である。 同様に、座標系K にも何らかの基底が存在しており、同じベクトル x について、成分xi=(x1x2)による表現が可能である。 両者間の関係を、縮約記法で、xi=b jixjと表している。 これは、展開すると、(x1x2)=(b j1xjb j2xj)=(b 11x1+b 21x2b 12x1+b 22x2)との内容を現している。 p253 b jia kj=δ ki A=(a 11a 21a 12a 22) \[B=\left(\begin{array}{c}b^1_{~1}&&b^1_{~2}\b^2_{~1}&&b^2...