数学検定問題集1級
日本数学検定協会「数学検定問題集1級」創育(2018.2.1 第1版3刷)
https://www.amazon.co.jp/dp/4882299402/
例えば、多項式 を、 で割った場合の剰余 は、剰余定理によれば、 として求められる筈である。
実際に、 の割り算をしてみると、 となり、商が で、余り は となる。
多項式 を で除したときの商を 、剰余を とおくと、 が成立しているところ、同式で、 としてみると、 となる。よって、 は、 として求められる。
の三乗は、多項定理を用いて、 となる。
を展開したときの、ある項 の係数は、 である。
例えば、 を展開したときの、 すなわち、 の係数は、 である。また、 すなわち、 の係数は、 である。また、 すなわち、 の係数は、 となる。
また、正三角形のひとつの内角は であることから、 である。複素数の除算により得られた新たな複素数の偏角は、元の2つの複素数の各々の偏角の差であるから、同式は、 のように表現できる。
(参照:複素数の四則演算)
https://dbkids.co.jp/popimaging/seminar/complex/complexoperation.htm
ここで、 と置くと、上記式より、 となる。
この を別の複素数平面に図示すると、以下のように、大きさが (すなわち絶対値を変更しない)、偏角が の座標変換として把握できる( のうち、 を描画)。
図から、その正負の符号はマイナスであるから、 となる。すなわち、 は、以下の式をみたす。 この を元の表記に戻すと、 となる。
を で割ったときの余りが であるから、商を とすれば、以下の等式が成立する。 同様に、 を で割ったときの余りを 、商を とすれば、以下の等式が成立する。 ここで、 を代入すると、上式は、 同様に下式に、 を代入すると、
であることから、与式を、以下のような部分分数の形へと変形することを考える( は未定係数)。 右辺は、以下のように変形できるので、 与式は、以下のようになる。 分子どおしを比較すると、どのような に対しても、同式が成立するためには、以下の連立方程式を充たす必要があることが分かる。 これを解くと、 となるので、与式は、以下の部分分数の形に変形できる。
複素数 の偏角を とすると、複素数の乗算により得られた新たな複素数の偏角は、元の2つの複素数の各々の偏角の和であるから、 の偏角は、 である。他方、複素数 の共役複素数 は、 軸について と線対称なので、その偏角は である。これらが等しいというのであるから、 を充たすような を求めれば良い。
である。
同様にして、
他方で、 よって、 となる。これは、点( )を通る 軸に上に突の放物線である。
の関係を式変形に用いている。同式の証明は、以下のとおり。
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p14 剰余定理
例えば、多項式
実際に、
p14 剰余定理の証明
p14 基本対称式
p14 s_1 の三乗
p14 多項定理
例えば、
p14 s_1~s_2
p15 複素平面上の三角形
正三角形は各辺の長さが等しいことから、(参照:複素数の四則演算)
https://dbkids.co.jp/popimaging/seminar/complex/complexoperation.htm
ここで、
この
次に、 について検討をする。複素数の乗算により得られた新たな複素数の偏角は、元の2つの複素数の各々の偏角の和であるから、 すなわち は、同じ反時計回り方向への を2回おこなったもの、すなわち、 回転を意味することになる。
ここで、 の先端と の先端と原点との三点からなる三角形を考えると、原点での角の角度差は、 であり、また、 であるから、同三角形は正三角形をなす。よって、 の先端と の先端とを結んだ辺も他の辺と同様、長さ となる。すなわち、以下の図において、 となる。
p16 計算技能問題2
p16 計算技能問題4(1)
p16 計算技能問題7
複素数
そのような は、上記図より、 である。これを複素数で表示すると、
となる。
このほか、 が、ちょうど一回転となる場合( )も、常に、 となるので、解となる。その複素数表示は、 である。更に、 が回転変換ではなく、常に原点 へと原像を移動させる変換である場合、 による写像も常に原点 へと原像を移動させるという点で一致することになるので、解となる。その複素数表示は、
p18 例1
関数 のグラフより、領域 において、 は常に正。
すなわち、 である。そこで、仮に正の整数 を用いて、 と表し得るかを検討する(他の場合、すなわち、 の場合は となり誤りであり成り立たない。 の場合は 除算となり定義できないので成り立たない。また、 のいずれかが負の整数である場合は となり誤りであり成り立たない。 のいずれもが負の整数である場合は、いずれもが正である場合の検討で置き換えることができるので、独立に検討する意味がない)。
与式を変形すると、 となる。しかし、同式の左辺は偶数、右辺は奇数であるから、同等式は成立しない。( であれば、左辺・右辺ともに となり成立するが、 は正の整数であるから、その余地はない。)よって、 は、整数 を用いて、 の形で表し得る数(有理数)ではない。すなわち、無理数である。
p19 計算技能問題3
p19 計算技能問題5
よって、 を含む三角形の各辺の関係は、以下の図のようになる。
p20 楕円の方程式
p20 例1
p21 例2
回転座標系の変換式の導出について
(参考:高校物理の備忘録 https://physnotes.jp/mechanics/2d_rot_cor/)
p21 例3
だ円の媒介変数表示について
p21 例3(直交する二直線)
二直線が直交する場合、各々の方向ベクトルも直交するから、方向ベクトルの内積は である。よって、 すなわち、 が直交するとき、方向ベクトル について、その内積が となるから、 となる。これを上記第2式に代入すると、 となる。よって、二直線 は直交する。例えば、二直線 は、各々、傾きが の直線であり、以下のように直交する。
交点の座標は、上記連立方程式を解いた解であり、 となる。
切片定数がついた場合でも、同様であり、例えば、二直線 は、以下のように直交する。
交点の座標は、上記連立方程式を解いた解であり、 となる。
p21 例3(ある直線に垂直で、かつ、特定の点を通る直線)
いま、 に垂直な直線として、 が考えられる。
同直線が点 を通るとき、同式は、 となる。なお、両直線の交点の座標は、連立方程式 を について解くことで得られる。
p21 例3(接線に引いた垂線の交点 H の座標)
接線の方程式は、 であり、同接線に垂直で、かつ、点( )を通る直線は、 であるから、両直線の交点 H の座標 は、両式を連立方程式 としたときの解として得られる。第1式を変形すると、 となり、第2式を変形すると、 となるので、連立方程式は、 となる。
これを、 について解くために、行列形式で表わすと、 となる。
両辺に左から、逆行列を乗ずると、 となるので、
交点Hの座標 が、 として求められた。
p21 例3( H の軌跡が円となることの証明)
点Hの座標 について、 となるところ、 を代入すると、与式は、 となる。
すなわち、 となる。
これは、原点 を中心とする半径 の円を表している。