ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ
岡嶋裕史著「ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ」講談社 (2019/1/17)
https://www.amazon.co.jp/dp/product/4065144353/
一般向け概説書。
以下、読後メモ。

Pythonでのハッシュ計算例
https://nwpct1.hatenablog.com/entry/hashing-in-python

MD5のアルゴリズム
http://azisava.sakura.ne.jp/math/md5.html
MD5の計算方法
http://bkclass.web.fc2.com/doc_md5.html
SHA-1の計算方法
http://bkclass.web.fc2.com/doc_sha1.html
chainFlyer
https://chainflyer.bitflyer.jp/
Pythonを使ってブロックチェーンを作る
https://qiita.com/trey0329/items/d859cc9df6d7b188c6a3
課題条件を「ハッシュの頭4桁が全部0」としたもの
https://www.sejuku.net/blog/75079
p81 民訴法228Ⅳ、二段の推定、電子署名等法3条に言及なし。
p92 ハッシュ値化をしない文書を秘密鍵で暗号化した場合に未言及。
p96 (i)元データを改ざんし正しいデジタル署名とともに送付した場合と、(ii)元データ改ざん且つ同改ざんデータから導出したハッシュ値を改ざん者秘密鍵で暗号した場合、との区分が曖昧。
p102 デジタル証明書の有効期限経過後の文書の成立真正立証について未言及。
p107 TSA…タイムスタンプトークンに「デジタル署名」とあるが、再ハッシュ値化はしない、単なる秘密鍵による暗号化の趣旨か。
p123 非中央集権型とはいっても、資産発行権はシステム側に専属(p160)。規定外の資産発行や上限(p176)違反発行への抑止(p201)は、どのようなメカニズムで達成されるか。
p136 送信するものは、トランザクションデータ、デジタル署名、公開鍵の3つ。
p158 第2段落1文・2文は、chain 途中に介入した場合。次ブロックを他のノードが作成済みの場面における、介入ブロック以降のブロックの後追い作成なので、モナコイン事件(p172)または正規チェイン確定(5~6ブロック)に追いつける演算能力があるかという問題。地層の下層は過去へのさかのぼりなので例示としては?。第3段落は、次ブロック未作成時点の局面の説明であれば、分岐優劣の問題か(p169)
p162 結合計算ではなく、ハッシュ関数による処理の趣旨か。
p164 難易度判定関数を実装するのか、具体的条件(例:ハッシュ値の先頭3桁が000)充足判定関数を実装するのか。
p168 「同時に」とは「同フェーズで(例:ブロック3の直後という同じフェーズで)」との趣旨か。タイムスタンプ同時刻の場面については未言及。
p172 モナコイン事件。正規チェーンの取引確定後に(p184)、より長い不正ブロックチェーンが流された場合の優劣関係が不明瞭。
https://www.amazon.co.jp/dp/product/4065144353/
一般向け概説書。
以下、読後メモ。
第1章 なぜ社会現象になったのか
第2章 特定の値を導く「ハッシュ」
p34 ハッシュ値出力例

Pythonでのハッシュ計算例
https://nwpct1.hatenablog.com/entry/hashing-in-python

MD5のアルゴリズム
http://azisava.sakura.ne.jp/math/md5.html
MD5の計算方法
http://bkclass.web.fc2.com/doc_md5.html
SHA-1の計算方法
http://bkclass.web.fc2.com/doc_sha1.html
chainFlyer
https://chainflyer.bitflyer.jp/
Pythonを使ってブロックチェーンを作る
https://qiita.com/trey0329/items/d859cc9df6d7b188c6a3
課題条件を「ハッシュの頭4桁が全部0」としたもの
https://www.sejuku.net/blog/75079
p44 一方向性関数
実際は、原像計算困難性関数。
第3章 さまざまな事象への「ハッシュ」の応用
p81 民訴法228Ⅳ、二段の推定、電子署名等法3条に言及なし。
p92 ハッシュ値化をしない文書を秘密鍵で暗号化した場合に未言及。
p96 (i)元データを改ざんし正しいデジタル署名とともに送付した場合と、(ii)元データ改ざん且つ同改ざんデータから導出したハッシュ値を改ざん者秘密鍵で暗号した場合、との区分が曖昧。
p102 デジタル証明書の有効期限経過後の文書の成立真正立証について未言及。
p107 TSA…タイムスタンプトークンに「デジタル署名」とあるが、再ハッシュ値化はしない、単なる秘密鍵による暗号化の趣旨か。
第4章 不正できない構造が連鎖していく仕組み
p123 非中央集権型とはいっても、資産発行権はシステム側に専属(p160)。規定外の資産発行や上限(p176)違反発行への抑止(p201)は、どのようなメカニズムで達成されるか。
p136 送信するものは、トランザクションデータ、デジタル署名、公開鍵の3つ。
p158 第2段落1文・2文は、chain 途中に介入した場合。次ブロックを他のノードが作成済みの場面における、介入ブロック以降のブロックの後追い作成なので、モナコイン事件(p172)または正規チェイン確定(5~6ブロック)に追いつける演算能力があるかという問題。地層の下層は過去へのさかのぼりなので例示としては?。第3段落は、次ブロック未作成時点の局面の説明であれば、分岐優劣の問題か(p169)
p162 結合計算ではなく、ハッシュ関数による処理の趣旨か。
p164 難易度判定関数を実装するのか、具体的条件(例:ハッシュ値の先頭3桁が000)充足判定関数を実装するのか。
p168 「同時に」とは「同フェーズで(例:ブロック3の直後という同じフェーズで)」との趣旨か。タイムスタンプ同時刻の場面については未言及。
p172 モナコイン事件。正規チェーンの取引確定後に(p184)、より長い不正ブロックチェーンが流された場合の優劣関係が不明瞭。
第5章 ブロックチェーンが抱える課題と他分野への転用
p204 旧ルールによるブロックの追加禁止を達成する具体的手法が不明。新アプリケーションの実装と旧アプリケーションでのブロック追加に報酬トランザクションをシステムが発行しないことによるのか。
p204 誘因措置としては、現金との兌換を謳う業者の動向による点が大か。
p201 プライベートチェーンの実例紹介がない。
p217 データ量問題と秘匿用データ問題とが、混在議論されている。
p217 不実の不動産登記後に判決で抹消登記を命じた場合に、分散型システムでは対応が困難な点について言及がない。
p218 トランザクションの無因性の議論。貨幣は特定物でないので、過去のトランザクションの取り消しは不要。原因行為が無効であれば、不当利得を構成するとして、現実通貨での支払いを命ずる判決に基づき金銭執行をするか、または、新たな支払いトランザクションを義務づける内容の判決に基づき、間接強制の方法により執行すれば足りる。
p204 誘因措置としては、現金との兌換を謳う業者の動向による点が大か。
p201 プライベートチェーンの実例紹介がない。
p217 データ量問題と秘匿用データ問題とが、混在議論されている。
p217 不実の不動産登記後に判決で抹消登記を命じた場合に、分散型システムでは対応が困難な点について言及がない。
p218 トランザクションの無因性の議論。貨幣は特定物でないので、過去のトランザクションの取り消しは不要。原因行為が無効であれば、不当利得を構成するとして、現実通貨での支払いを命ずる判決に基づき金銭執行をするか、または、新たな支払いトランザクションを義務づける内容の判決に基づき、間接強制の方法により執行すれば足りる。