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「入門 信頼性工学」第5章

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福井泰好「入門 信頼性工学(第2版)」森北出版  の読後メモ。 設例について、Python [Google Colaboratory]による演算処理例を示す。 5章 信頼性データの統計的解析 5.0 概要 p75 観測データの態様 \[ \left\{ \begin{array}{l} 時刻、回数 \left\{ \begin{array}{l} 階級幅 \\ 階級値 \end{array} \right.\\ 度数 \left\{ \begin{array}{l} なし(=度数1) \\ 度数あり\left\{ \begin{array}{l} 頻度 \\ 累積度数 \end{array} \right. \end{array} \right.\end{array} \right. \] p75 分布の推定方法 線形回帰分析 最尤法 p75 分布の種類 \[ \left\{ \begin{array}{l} 正規分布\left\{ \begin{array}{l} 正規分布 \\ 対数正規分布 \end{array} \right. \\ 指数分布\\ポアソン分布\\ワイブル分布 \left\{ \begin{array}{l} 2母数 \\ 3母数 \end{array} \right.\end{array} \right. \] 5.1 回帰分析 p78 例題5.1 線形回帰分析(度数なしデータ、正規分布) (処理手順) \(n\) 個の時刻データ \(x_i\) を設定 ミーンランク(累積確率)\(F(x_i)=\cfrac{i}{n+1}\) を計算 正規分布を前提として、上側確率パーセント点 \(y=\Phi^{-1}(F)\)を計算  回帰直線を求めるに必要な係数を計算 一覧表を作成(表5.1、p166 表A1) (使用モジュール) 正規分布の累積確率に対応するパーセント点: scipy.stats.norm.ppf リストの昇順並び替え: sorted from scipy.stats import norm import pandas as pd # 故障時間の観測データ f_time = [33.5,21.5,19,24,35,27,23,29.5,31,26,28.5,25,

「入門 信頼性工学」第3章~第4章

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福井泰好「入門 信頼性工学(第2版)」森北出版  の読後メモ。 設例について、Python [Google Colaboratory]による演算処理例を示す。 3章 信頼性工学の概要 p47 図3.6 故障率λ (処理手順) ワイブル式より、DFR・CFR・IFRの各分布を計算 上記分布を合算(観測される故障率λの分布) (コード)      故障率kのグラフ  と同じ 赤色実線:観測される故障率λ曲線(バスタブ曲線) 青色点線:DFR分布 橙色点線:CFR分布 赤色点線:IFR分布 p47 図3.6 確率密度f (処理手順) ワイブル式より、DFR・CFR・IFRの各分布を計算 上記分布を合算(観測される確率密度fの分布) (コード)      確率密度fのグラフ  と同じ 赤色実線:観測される確率密度f曲線 青色点線:DFR分布 橙色点線:CFR分布 赤色点線:IFR分布 p47 図3.6 信頼度R (処理手順) ワイブル式より、DFR・CFR・IFRの各分布を計算 上記分布を合算(観測される信頼度Rの分布) (コード)      信頼度Rのグラフ  と同じ 赤色実線:観測される信頼度R曲線 青色点線:DFR分布 橙色点線:CFR分布 赤色点線:IFR分布 p52 例題3.1(1) 総試験時間 定数打切り方式 (処理手順) 寿命試験結果のデータを設定 同データを、指定個数分(故障が発現済み)/未発現に区分 故障が発現済み:寿命時間を加算 故障が未発現:指定個数の最長寿命 × 未発現データ個数 各区分の計算結果を合算 time_list = [45,53,55,61,65,67,70,71,74,75] # 寿命試験結果 f_num = 4 # 故障数 t_list = sorted(time_list) # 昇順に並び替え # 故障が発現済み confirmed = t_list[:f_num] con_sum = sum(confirmed) # 故障が未発現 residual = len(t_list)-len(confirmed) res_sum = confirmed[-1] * residual # 総試験時間Tc total = con_sum + res_sum print(f'定数打切り方式(故障数{f_num}個)での総試験時